*突然の離婚届④子どもたちの気持ち*
市役所から帰り、
下の子を幼稚園に迎えに行きました。
帰ってこないパパを不思議がるだろうと思い
精一杯の嘘で
「パパはね、お仕事が忙しくなったから、おばあちゃんの家からお仕事に通うようになったんだよ。ちょっと淋しいけど、帰ってくるまで待とうね」
と伝えました。
今思えば、もっといい伝え方があったかもしれませんが
この時の私には精一杯でした。
翌日、私は仕事でした。
接客業なので、人を笑顔にする仕事です。
好きで働いている場所ですが、
この日ばかりは気が重かったです。
仕事帰り、1本の電話が鳴りました。
「学校からだ・・・」
電話をかけてきたのは、
長女の学校の先生でした。
「突然すみません、ちょっとお子さんのことで話したいことがありまして・・・学校に来ていただくことはできますか?」
職場から学校へ向かうと、
進路指導室に担任の先生と、保健の先生がいました。
「お母さんにお伝えしておきたかったんですが、実は、お子さんがリストカットをしているそうなんです・・・保健の先生に相談していたみたいで、私も気づけなくて申し訳ありません。家庭の事情も複雑だとお聞きしまして・・・」
先生の話を聞きながら
私は、自責の念でいっぱいでした。
別居が決まった日の夜、落ち込む私に
長女は声をかけてくれていました。
「ママ、一人でがんばらなくていいから。私が支えていくから」
思えば、彼女は彼女で
精一杯だったのです。
それに気付いてあげれなかった・・・
とてもショックでした。
2、3日すると
下の子もパパが帰ってこないことを
不思議に思い始めました。
一番ショックだった出来事は
泣きながら
「ママ・・・パパに手紙書いて。僕、もう悪いことしないから帰ってきてって」
それはそれで、とてもつらく悲しい出来事でした。
別居して1週間後、
主人からLINEがありました。
そこに書かれていたのは
私にとって衝撃の一言でした。